123ビルヂング【Trigo e Cana‐トリゴエカナ‐ができるまで】
omusubi不動産とつみき設計施工社の共同で立ち上げを行った、市川初のビル一棟シェアアトリエ・123ビルヂング。1階には、アイシングクッキーをつくるトリゴエカナさんが入居されました。今回はそのトリゴエカナさんのアトリエが出来るまでの物語をレポートします。
アイシングクッキーのアトリエとして
昨年6月に市川でomusubi不動産とともに運営を始めたシェアアトリエ・クリエイティングスペース123ビルヂング。待ちきれないといった様子で最初に入居を希望されたのが、『Trigo e Cana – Hand made Icing cookies -』の春山さんでした。自作のクッキーに芸術的で可愛い絵を描く、明るくチャーミングな女性です。
石壁と格子の部屋
キックオフから「絶対にこの部屋がいい!」と気に入ってくださっていたのが、1階中央の水道のある部屋。元からある石の壁と、南側の窓の外に付いている格子が印象的な空間でした。
写真は施工前の様子です。
トリゴエカナさんのお菓子づくりに似合う空間の提案。
模型と一緒にご提案をしたところ、「ほんのちょっとだけイメージを伝えていただけなのに、なんでそんなに私の事知ってるの!?楽しみ!!」と、とっても嬉しいお言葉を頂き、つみき一同工事への気合が入りました!
色を扱う感覚
壁に塗るペンキの色は色見本を見ながら春山さんが自ら選んでくださったのですが、実際に塗ってみてびっくり。模型で提案した色とほとんど変わりありませんでした。その色彩センスは、それだけ多く色に触れている証だと実感しました。
クリエイティブな心を揺さぶる工房。
石壁の表情はそのままに、鮮やかな色の建具と古い洋菓子店にありそうなモールディングの板壁で、レトロでありながらポップな雰囲気を醸し出す工房に仕上がりました。トリゴエカナさんらしい色使いで、創作意欲の湧く空間の完成です。
DIYで色付ける
既存の床板と根太を解体し撤去した後の床清掃と、木部、建具の塗装はワークショップで行いました。塗る面が大きかったのもあり、みるみる変わっていく空間にその場のみんなが感動し達成感を共有できた作業でした。
春山さんの娘さんもDIYに参加し、建具に楽しくペンキを塗りました!
大工さんによる丁寧な空間づくり。
トリゴエカナさんの内装工事で、初めて竹平工務店の竹平さんと現場をご一緒させて頂きました。とても丁寧なものづくりをされる、気さくで素敵な大工さんです。実は、123ビルの運営をスタートしたと同時にいろいろな嬉しい出会いとご縁あり、この現場もまた素敵なものになりました。いい職人さんがいてこそ、わたし達の現場は成り立ちます。
123ビルの最初のアトリエ
トリゴエカナさんのアトリエは123ビルヂング最初の大切なリノベーションであったため、良いかたちでお引き渡しすることができとても嬉しく思います。この工事をきっかけにビルの盛り上がりも加速していったような気がしています。市川を盛り上げる、ひとつ目の点となったことは間違いありません。
写真は123ビルヂングのグランドオープンの様子です。アトリエはアイシングクッキーのワークショップや展示、販売で大人気でした!
可愛いアイシングクッキーのレシピ本
ファンもたくさんいる売れっ子のトリゴエカナさん、実はレシピ本の出版もされています。こちらもどうぞご覧ください。
みんげいクッキー: かわいくてなごむ47都道府県のほのぼの郷土玩具アイシング
►トリゴエカナさんのwebsiteはこちら:Trigo e Cana – Hand made Icing cookies –
►123ビルヂンググランドオープンの様子はこちら:123ビルヂング グランドオープン!!
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