ハイツのこども神輿を、ハイツのみんなで作りました。集まって作り、直し、使い、祝う。お神輿には作ることの力の様なものがギュッと詰まっている気がします。
屋根は、ハイツで出たペットボトルの蓋です。ハイツの住人の皆さんと、家庭用オーブンを使って1000枚溶かして、平たく丸く成形しました。躯体は、建設現場で余った角材を利用しました。角材のカットも、ハイツの子供たちと手のこで行いました。このお神輿を作るのに新しく買ったものはほとんどありません。
8月19日はハイツの夏祭りでした。コロナのおかげで、4年ぶりの開催です。わっしょいわっしょい、気合いの入った声が中央広場に響き渡ります。ハイツが建った40年からここに住むお爺様が先頭に立って腹からわっしょいと声を出すので、子どもたちも一緒になって声が出ます。
100名を超える方々の手を介して出来上がったお神輿です。ずっとこの先もお神輿とお祭りが有り続けるといいなと思います。
(河野直)