180723 生涯ものづくり。つみき青空工房。
今月より始まっている妙典カフェ、マイプレイスのリニューアル工事の合間に、創業当初お世話になっていた行徳の大工さん親子にご挨拶に伺いました。
まちの大工さんと宮大工の息子さん
相良昌弘さんは大工一筋60年。私たちが創業当初より“お父さん”と呼び親しませていただいているまちの大工さんです。お父さんには道具の使い方や、木の扱い方などたくさんのことを教えていただきました。
息子の昌義さんは京都で修行を積み、お寺の修繕なども手がけることのできる、腕のいい大工さん。
創業当初はたくさんお世話になった兄貴分であったと同時に、それぞれの会社を同時期に立ち上げるなど、様々なチャレンジをともにした同士でもある人です。
つみき青空工房、本日もオープン
相良さんの工房を訪れると、今日も大きな作業台を広げ、何かをつくられているお父さんが笑顔で迎えてくださいました。
通りがかるご近所さんやこどもたちが足を止め、しばしお喋り。時にはそこはものづくり教室に早変わり。この場所を私たちはつみき青空工房と呼んでいます。
出会った頃から変わらぬ、このお父さんとのあたたかい時間は今も変わらずここにあります。
仕事と向き合う職人の顔
5年前のカフェ、マイプレイスの施工ではこの相良お父さんにも現場に入っていただき、床貼りなどの大工工事をしていただきました。
現場に入ると一転、いつもの雰囲気とは違う、厳しく仕事に向き合う職人の顔に変わったことを鮮明に覚えています。
お土産に未完成の茶さじ
お土産に製作中の茶さじと一升升をいただきました。
茶さじは1つは完成されたもの、もう1つは未完成の竹材。
竹の曲げ方や材料の取り方、茶さじに向いた材料について教えてくだり、「作ってみな」とお土産に持たせてくださいました。
おそらくもう現役を引退され、現場に出ることのなくなった今も、自身のものづくりを続け、そしてものづくりの心を静かに伝え続けています。
マイプレイスではタイル工事が進んでいます
カフェ、マイプレイスではmarumo工房の金澤さんによるタイル工事が進められていました。一緒に来ていたインターンの学生さん2人にとっては、職人さんの本気の仕事に立ち会える貴重な時間。色々なことを学び、感じ、受け取ることのできる大切な時間になったことと思います。
マイプレイスは明日正式に引き渡し予定!
つみき設計施工社
河野 桃子
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