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2023-08-20

こども神輿をともにつくる | 市川大野


 

ハイツのこども神輿を、ハイツのみんなでつくりました。集まってつくり、直し、使い、祝う。お神輿には、つくることの力の様なものがギュッと詰まっている気がします。

屋根は、ハイツで出たペットボトルの蓋です。ハイツの住人の皆さんと、3台の家庭用オーブンを使って約900枚を溶かし、平たく丸く成形しました。躯体は、建設現場で余った角材を利用しました。角材のカットは、ハイツの子供たちと手のこで1日かけて行いました。木組みは、つみき設計施工社スタッフの田中による仕事です。このお神輿を作るのに新しく買ったものはほとんどありません。

8月19日はハイツの夏祭りでした。4年ぶりの開催です。わっしょいわっしょい、気合いの入った声が中央広場に響き渡ります。ハイツが建った40年からここに住むお爺様が先頭に立って腹からわっしょいと声を出すので、子どもたちも一緒になって声が出ます。

100名を超える方々の手を介して出来上がったお神輿です。ずっとこの先もこの場所に、お祭りとお神輿がある風景があり続ける様、大切にしていきたいです。

(河野直)

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