千葉大学研究室リノベーションvol.1【西粟倉の森を敷きつめる】
2016年7月、千葉大学の林立也先生の研究室となる教室を、学生たちとともにリノベーションしました。建築を志す学生たちが、設計を学ぶだけでなく、素材に触れる機会をつくりたいという想いからの試みでした。この記事では、西粟倉の杉を使った床張りワークショップの様子をご紹介します。
国内産のスギから日本の林業の未来を考える。
材料を届けていただいた「みんなの材木屋」は、国産材を使った暮らしづくりを通じてお客さんに日本の森や森づくりを身近に感じてもらうことで、ワクワクする“森と暮らしの未来”を目指している、西粟倉の材木オンラインショップです。
(写真:みんなの材木屋より引用)
誰にでも簡単に張れる、無垢の床。
今回使用したのは「ユカハリ」という、木材数枚が1ユニットに構成されたタイルを敷き詰めるだけで簡単に無垢の床が張れるというもの。本来フローリングを張るのには、繊細な加工が必要となるため大工さんの手が必要ですが、このユカハリは並べて置くだけで誰でも場所を選ばず施工することができます。
ヘリンボーンで、落ち着いたクラシカルな空間に。
施工に手間のかかるヘリンボーンの床も、「ユカハリ・タイル ヘリンボーン」ならあらかじめ9枚ずつヘリンボーン柄に構成されているため、学生たちとのDIYでもあっという間に出来上がりました。最後にワトコのミディアムウォールナットで仕上げ、あたたかい木の表情と、クラシカルな知性を感じさせる教室になりました。
無垢の心地よさ、つくる楽しさを共感するワークショップ
千葉大学で建築を学ぶたくさんの学生さんに参加していただいた今回の床張りワークショップ、普段は見ることが少ないと思われる“設計と完成の間”で、空間を構成する素材に触れるとても良い経験になったと感じました。何より、学生たちとつくる工程での楽しさを共感できたことが嬉しかったです。
最後に裸足で、西粟倉村で育った無垢の杉を体験。やっぱり気持ちいい〜です!今回、森の学校「みんなの材木屋」さんのご協力なくしては、この機会を実現することはできませんでした。いつもお世話になりっぱなしです。本当に、本当に、ありがとうございました!!
次回は同現場のmarumo工房の左官職人金澤さんによる「漆喰づくり・漆喰塗りワークショップ」の様子についてレポートします!
【みんなの材木屋】webサイトはこちらからご覧ください。
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