15/5/17 いすみのウッドデッキ、竣工。
沢山の人の手でつくられたデッキ。
千葉県いすみ市のトレーラーハウスにウッドデッキをつくるワークショップ、最終日を終えました。5月9,10日と17日の、3日間に及ぶ内容の濃いワークショップでしたが、無事、ヒノキの無垢の美しさが冴える立派なウッドデッキに仕上がりました!最終日もたくさんの素敵な出会いと、ドラマがうまれたワークショップでした。
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床下に潜り込み、デッキの板に裏からビスを打ちます。こうすることでデッキ表面を美しく仕上げます。周りに率先してビスを打つお施主さんの、真剣な表情が印象的です。
張りたてのデッキで
板を張り終え、丁寧にやすりをかけたデッキで、早速ランチをいただきました。晴れ空の下で、最高に気持ちが良い時間でした。そして奥さんの手料理がとても美味しかったです!ランチ後の休憩で、気持ちよさそうに寝そべる参加者もいるほど、ヒノキの手触りも最高でした。
自由に、楽しく、DIY
「手すりに飲み物が置けたらいいな。」という何気ない一言で、現場は動きます!自分で使うものだから、自分の居心地がいいように。これも、DIYでつくることの醍醐味ではないでしょうか。自由に、楽しく、好きなものがカタチになっていきます。
デッキの誕生に、乾杯!
ワークショップ最終日の工程も無事に終え、ウッドデッキの完成を祝い、乾杯をしました。暮らしにこだわりを持つ仲間が集まり、笑い合い、苦戦しながらつくったからこそ、単なるモノとしての価値を超えた“何か”が、このデッキにはあると感じます。柱1本、床1枚、ビス1本1本に至るまで、各箇所に思い出の詰まったウッドデッキとなりました。本当に、初めから最後まで、楽しいお仕事でした。ワークショップにご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
後日。お施主さんより。
“大工さんに頼めば、プロの手であっという間に出来た事でしょう。でも、こうやって皆んなで作り上げると、楽しさや笑い、苦労の過程が思い出となり、我が子の様に大事な大事な鈴木家の一部となりました。あーこの部分は、○○さん達が話し合ってやってくださった部分だなぁ〜とか、この柱は○○君が押さえたなぁ〜とか、今デッキを見ながら思い出しています。「物作りは、皆んなでやるんだね!みんなでやれば、何でも作れちゃうね」って、子どもが言ってました。” と、後日、お施主さんが言ってくださいました。『ともにつくる』を信条に建築をしている私たちとしては、これほど嬉しいお言葉はありません。
竣工写真
真紅のトレーラーハウスに、無垢のヒノキが映えます。仲間と汗を流し、楽しくつくったウッドデッキは、堂々として見えます。
いすみ、必ずまた来ます!
蜜蝋のおくりもの
ワークショップ後、出来上がったヒノキのデッキに塗るための蜜蝋ワックスをお届けいたしました。天然素材でてづくりした蜜蝋ワックス、とても喜んでいただき、お施主さんから以下のような嬉しいコメントを頂きました。
“設計施工をお願いし、ワークショップ形式で作り上げた我が家のデッキにと、素敵な物がつみき設計施工社さんから届きました。クロスと塗り方の説明書までついてました。肌にふれる床だから、化学系の物は使いたくないと色々調べてくださり、結局納得がいくものを作って送ってくださいました。この心配りと優しさに、心が暖かくなりました。蓋を開けると、とっても良い香り。安心して使えますね♫ 大事に大事に、家族で塗ります。本当にありがとうございました。”