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2018-07-20

【ともにつくる家づくり体験談】ご家族にインタビューしてみました!出会い・設計・施工・ワークショップまで。


今から、ちょうど2年前。建築や家具が好きな、3人のご家族、中村さんのお家を設計施工させていただきました。今回は、中村さんとつみきで歩んだ家づくりについて、対談形式でご紹介します。実際の参加型リノベーションの雰囲気を、感じていただけたら幸いです。

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リノベーションが当たり前の言葉として浸透しつつある今、中古物件を購入し、自分たちらしい暮らしを作ろうとしている人は少なくありません。中村名律子さんもその一人。

ちょうど家族が増えるタイミングを迎え、新しい家を探していたときに、今お住まいの物件に出会い、改修をすることを決めた中村さん。つみき設計施工社とともに歩んだ、自分の物差しにあった家づくりについて、omusubi不動産の殿塚建吾さんを交えて伺いました。

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今回の内容は、つみき本の中にも一部掲載されています。河野桃子(つみき設計施工社・右)、中村名律子(施主・中央)、殿塚建吾(omusubi不動産・左)
物件選びもつみきを選んだことにも迷いはなかった

殿塚建吾さん(以下殿塚):最初に家を購入された経緯を教えていただけますか?

中村名律子さん(以下中村):もともと建築が好きで、理想の空間をつくることに憧れの気持ちは持っていたんです。
そんなとき、ご近所にomusubi不動産という面白い不動産やさんを見つけて。初めは家を買うなんて考えていなかったんですけど、お話を聞くうちにどんどんその気になってしまいました。ちょうど子どもが生まれて、仕事以外の時は家にいる割合が増えたので、家にいる間は心地いい環境に住みたいなって思ったことも大きかったですね。そこからはとんとん拍子に住み替えの計画を進めました。

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娘さんも一緒に施工を手伝ってくれました。

殿塚:この物件しか見てないですし、早かったですよね。柔らかい雰囲気や素材を生かすデザインがお好きだというお話を伺って、僕たちの方では、つみきさんをご紹介しようとすぐに思いました。
つみきさんに電話して、「依頼してくださった中村さんは、建築家の中村好文さんがお好きなんだ」って言ったら、「一番好きな建築家だよ」という話になって。間違いないなって思って、会ってもらったんです。

家づくりの始まりはお互いを知ることから

中村さんの家づくりはまず、お互いを知ることからスタートしました。

中村:まずは当時住んでいた自宅に来てもらったんです。家を見てもらったら、なんとなく雰囲気が伝わるかなって思って。

つみき施工設計社・河野桃子(以下河野):私たちはいつも、具体的な家のデザインの話以外に、依頼してくださった方が好きなものや好きな音楽、デザインをお伺いしています。「どんな方なのかな、どんな暮らしをしているのかな」っていうのを想像しながら計画を進めたくて。
だから初めての打ち合わせの時は、あまり具体的な家のお話はしないで、「どんなものが好きですか?」って聞くことも多いですね。だから、もしかしたら最初「大丈夫かな?」って思ったかなって。(笑)2回目の打ち合わせも、「あんな感じが好きかな、こんな感じが好きかな」っていうのを確認する感じです。中村さんとも、3回目の打ち合わせで、初めて「こうしましょう」っていう具体的な話をしました。

殿塚:つみきさんと中村さんの打ち合わせは、中村さんが持つ価値観や大事にしているポイントを引き出す時間だったんですね。

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予算とバランスを取り、デザインを決定

殿塚:具体的なデザインは、どう決まっていったんでしょうか。

中村:まず、予算を決めました。リノベーションっていうと間取りから変えているものも多いんですが、この家では間取りはほとんど変えていません。古いところを、生かすところは生かしています。

殿塚:それは、中村さんの方から提案されたんですか。

中村:河野さんのほうからですよね。

河野:そうですね。私たちも基本的には今あるものを生かすようにしているので。
キッチンはどうしようかって色々と検討しましたね。CGや模型で検討して、最終的にシステムキッチンで決めました。IMG_75332

殿塚:キッチンをどうするか考えているとき、たしか中村さんがももさんに聞いて、ももさんが「私だったら予算は抑えます」って言ったのが最終的な決め手だったって聞いたんですけど。

河野:そうでした。(笑)価格を抑えたシステムキッチンを入れて、その代わり中村さんの暮らし方にあった収納を新しく作って、っていうように工夫しましたね。
中村さんは、好きなものとか、暮らし方のイメージがもうできていらっしゃるんです。いくつか選択肢を示しても「こっちかな」ってすぐに決まりました。なので、予算かけるところとかけないところを、暮らしをイメージしながら決めるという進め方にしました。

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殿塚:中村さんの中に、こういう風にしたいっていう、暮らしのイメージがはっきりとあったんですね。

河野:職人さんが入る段階で、予算を調整させていただいた部分もあります。
大工の忍田さんに現地調査に来てもらった時に、壁がちょっと浮いてる部分があって。後々のことを考えると直した方がいいよって言って下さったので、そこについては予算をご相談させていただきました。

殿塚:普通、職人さんがいきなり来て、こういう話ってできないですよね。

中村:そのあたりは安心してお任せできましたね。

時には驚くような提案で、家のイメージに広がりを持たせる

住まい手の暮らしのイメージを大切にしつつも、つみきでは、あえて大胆な提案を行うこともあります。中村さんの家の場合は、「壁の色」でした。

河野:リビングのアクセントになっている壁の色は、私たちが提案したものなんです。「こういうのいれたらどうですか?」ってお聞きして。

殿塚:それはあえて?

河野:はい。私たちは、いつも基本的には、お施主さんが思い描いているものを実現するっていう形で進めるんですが、お施主さんには暮らしのイメージを自由に広げてもらいたいなという思いがあって。

殿塚:中村さんも、これを採用したっていうことは、つみきさんが提案するイメージがいいなって感じられたということですよね。

河野:結構のってくださった感じです。「じゃあやってみようか」って。リビングの椅子の座面の色に近いものがいいって言って下さって、最終的に色見本で近いものを探して決めました。

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ワークショップやオフタイムを大切に

つみきでは、家づくりの際にお施主さんと一緒につくる機会を大切にしています。中村さんの家では、合計3回のワークショップを実施しました。

河野:私たちは、できるだけ作っている職人さんとお客さんが接する機会を作りたいと思っているんです。今回大工の忍田さんと一緒に作業できるタイミングがあまりなかったので、1回目のワークショップは急遽実施しました。

中村:カーペットタイルと、収納部屋のじゅうたん張りですね。

殿塚:そのときは誰が参加されたんですか?

中村:私と主人ですね。
2回目は棚作りをして、主人と、主人の両親が参加しました。漆喰塗りをしたのが3回目。漆喰塗りには私の友人も来たんですよ。

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殿塚:サンドイッチ食べてた回もありませんでしたっけ?

河野:1回目のときね。つみきでは、そういうオフタイムを皆で共有するっていうことも大切にしています。だから今回も、サンドイッチを作ってパーティーっぽい時間を設けたりしました。

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殿塚:そういう細かいところを通じて、「お施主さんと工務店さん」っていうよりは、「中村さん河野さん」って呼び合える感じになっていくんですね。

河野:キッチンとユニットバスのショールームも一緒に見に行きましたね。内容を一緒に決めたいっていうのもあったんですけど、ちょっとオフタイムを一緒に過ごしたいっていう目論見もありました。(笑)

中村:お互い子連れで。

河野:そうそう。このマンションに、夕方の結構遅い時間に集合して、打ち合わせしてましたね。

中村:平日の夜、子ども連れて、っていう感じでね。子どもは、脇で一緒に遊んでて。

殿塚:それが出来ること自体が、すごい良い関係性っていう感じがしますよね。

河野:同じ女性同士、っていうのが良かったのかもしれないですね。すごくやり取りもスムーズでした。

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つみきに任せるところと、中村さんのこだわりのバランス感

中村:「家は、3回建てないと満足のいくものにならない」って言ったりもしますよね。だから一度やってみるには、今回が良いタイミングなのかなって思っていました。
業者さんとのやり取りとかは、大丈夫かな?ってちょっと不安に感じていたりもしたんですが。

殿塚:実際はどうでしたか?

中村:自分で一つ一つ決められるし、決めなきゃいけないので、それが苦痛な人は苦痛でしょうけど、私は楽しかったです。例えば、リビングの扉のレバーハンドルとか。(笑)

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殿塚:こだわったって言ってましたもんね。

河野:建築家の吉村順三さんが使われていたものなんです。中村さんが「これどうで
しょう」って提案してくださって。
中村さんはこだわりたいところと任せるところのバランスがはっきりされているんで
す。例えば、レバーハンドルも付ける位置はちょっと変えたほうがいいと思うんですけどって提案すると、じゃあその辺はお任せしますって言ってくださったり。私たちとしてはすごくやりやすかったですね。

誰もが「長居したくなる」家に

無事リノベーションが終了した中村家。このマンションに住まわれてから、中村さんたちの生活は、どんな風に変化していったのでしょうか。

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殿塚:家が出来て、どのくらいになりますか?

中村:9月のはじめに引っ越したので、1年くらいたってますね。

殿塚:友達が遊びに来たり、家族が遊びにきたりすると、どんな反応をされます?

中村:「気持ちいい家だね、長居しちゃうね」って言われますね。

殿塚:すごいわかります。

中村:最初は中古物件を買ってリノベーションしたっていうと、「えっ?」って驚く人もいましたけど、興味がわいて中古物件調べてみたっていう友達がいたりしました。

殿塚:すごい!

中村:もともと、自分が古い建物が好きってこともあったと思うんです。ここは、住んでいる人が皆大事に住もうとしていることが感じられていいですね。

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殿塚:今後、ここもう少し手を加えてみたいとか、DIYしたい、っていう場所はありますか?

中村:最初は色々考えてたんですけど、結局全然してないですね。(笑)

殿塚:お子さんが大きくなって、自分自身にかけられる時間が増えてきたらまた、っていうのはありそうですね。
桃さんは、作り手として、中村さんの暮らし方を見ていてどう感じますか?

河野:わりとデザインしすぎずと言うか、シンプルなリノベーションをしたつもりなんですけど、暮らしを楽しんでいらっしゃる様子がみれて、とても嬉しいです。

つみきとともに、一歩ずつ進んでいった中村さんの家づくり。お互いに楽しみながら行われたその背景には、オフタイムでのやり取りや、ワークショップを通じた職人さんとのコミュニケーションなどがありました。また、中村さん自身が家づくりに興味を持ち、主体的に参加されている姿も印象的でした。

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いかがだったでしょうか?
「お施主さんと工務店」という関係に留まらず、お互いに名前を呼び合える距離感で、ひとつの家を作り上げていく。中村さんの家づくりが、これからの家づくりの参考になれば嬉しいです。

つみき設計施工社

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